第3章 「転入の時間」

桜井さんの幼なじみだという夕輝くんがおこしにいった。

小波「だいじょぶか？…ほらつかまれ。」

『うぅー…』

慣れた手つきでおこしていく。慣れるほど転んだのか…

小波「はぁ…またか…てか雨涙葉、お前…」

皆「？？」

小波「鼻血出てんじゃん！」

『はぇ！？…うぅー洗ってくる…』

小波「しゃあねぇなぁ…ついてってやるよ。殺せんせー！

ちょっと抜けまーす！」

『あはは…いつもありがとぅ夕輝…』

小波「あははじゃねぇよっ！」

そのまま二人はゆっくりと出て行った。

殺「予想外のハプニングが起こりましたが、時間がないの

で、今日のホームルームはこれで…」

岡島「いっやー、可愛い子だったな！寺坂？」

寺坂「は？何で俺…」

岡島「ふーん…見とれてたくせにｗ」

寺坂「ばっ…なんだと！？」

カ「ふーん…俺もそう見えたけど？ｗｗ」

寺坂「ちっ、ちがうわ！てめぇら後で覚えとけよ！」

カ「そりゃ楽しみだねｗ」

茅野「可愛かったねー！お人形さんみたい！」

中村「ありゃ相当だねぇ…しかも天然だな…生粋の。」

倉橋「仲間が増えて、うれしいよー！」

殺せんせーの言葉を遮り、皆が好き勝手にしゃべりだす。

渚「…あちゃー…」

殺せんせー怒るだろうな…と、ふと見てみる。

渚「！？」

杉野「ん？渚、どうした？」

渚「いや…殺せんせーが…」

皆「？」

渚「爆笑してる…」

皆「はぁ！？」

殺「にゅやっ！？こ、これはですね…

あまりにも…リアクションが面白くて！」

皆「？」

殺「実は…」

と殺せんせーが、今日の朝の出来事を語り始めた。

殺「今日の朝、桜井さんに初めて会ったんですよ。

そのとき、私を初めて見た桜井さん、なんて言ったと思いま

す？」

磯貝「うーん…俺たちみたいに、ツッコんだとか？」

原「それとも…もしかしてカルマくんみたく攻撃したとか！」

殺「いいえ…彼女は、こう言ったんですよ…

『うぇ！？き、黄色い、人間！？うわぁ！くねくねして

る！すっごーい！なに人ですか！？』

…とね。もう先生、笑いすぎて腹がよじれました…」

皆「あははははははは！」

さ、桜井さんって…

竹林「おちゃめというか…」

片岡「愛らしいというか…」

前原「純粋っていうか…」

カ「ま、いわゆる…