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ごめんね、素直じゃなくて【アイナナ】R18*完結*

第7章 Lovin’ you


触れるだけのキスから解放されただけで、吐息交じりに息を吐き出してしまった。


「おまえ可愛いな」

「な、なにがよ」

「あんなキスくらいで緊張してたろ?」

「してません!」

「へぇ……」

「ムッ……なによ?」

「じゃあもっと激しくしてもいいんだな?」

「当たり前じゃない。あんなキスで私が感じるわけないじゃない」

「だよな」

「っ……」


私のバカ!
なんで楽を煽っちゃうのよ!

あのキスでさえ緊張して息を吸うタイミングも忘れちゃってたのに。
これ以上進んだら確実に死ぬよ?!


「(強がって可愛いな)
よし、じゃあもっと激しく愛してやるよ」

「え?」


お姫様抱っこをされた私はそのままベットに連れて行かれ、当然のように楽は私を上から見下ろしている。


「見ないでよ」

「なんでだよ」

「その角度から見られたら不細工に見えるから」

「安心しろ」

「ん?」

「可愛いよ」

「っ……」


ねぇ、本当にやめて。
恥ずかしくて死んじゃうから。

もう楽が見れない。顔も見れないし、胸元でさえ見れない。

顔を横に背けて目を閉じるしかなかったんだけど


「んっ……」


楽の息が首にかかったと思ったら軽い痛みがはしる。
それは何度も何度も繰り返されて、その度に私は楽の背中にしがみついてしまう。


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