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ごめんね、素直じゃなくて【アイナナ】R18*完結*

第4章 荒れるライブ前


「ちょっと!ちょっと!ストップ!!ストップ!!」

「はいはい、イチもみんなの目の前で美樹ちゃんを口説かないよーに」


私と大和さんで2人の間に割ってはいると


「口説かれてないよっ」
「これが口説いているように見えるんですか?
本気で口説くならもっと違うやり方をします」


わけのわからない反論する一織さんに突っ込みを入れたいのを我慢しないと。


「何があったの?」

「……なんにもないよ」

「じゃあ、どうして美樹は斜め上を見てるのかな?」

「うっ……(に天が来るってバレたら面倒なんだもん)」

「イチ、どーしたよ?」

「今日のライブにTRIGGERが観に来るって知っていましたか?」

「はあ? TRIGGER?」


ん?

今……TRIGGERって言った?


「……美樹……」

「てへぺろ」

「っ……」


か、可愛いな……



「マネージャー!どういう事ですか?」

「あれ?言ってませんでしたか? ライブの最終日にTRIGGERの皆さんが観に来るって」

「聞いていませんよ。どうしてそんな大事な事をきちんと言ってくれないんですか?! あなたはライブを壊すつもりですか?!」

「……ごめんなさい」

「まったく。そんな可愛いか……ゴホッ……とにかく!
うちのセンターの負担になるような事は避けてもらわないと」

「大丈夫だよ、一織……ケホッ……オレはちゃんと最後まで歌えるか……ケホッ」

「りっくん……大丈夫か?」


……あっちは何を揉めているんだろう?
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