第3章 櫻井くんバースデー
〈3day〉 ×二宮
櫻『何かマジックして見せてよ』
二『いいよ。 じゃあまず、カード当てね』
そう言うとどこからともなくトランプを取り出した。
櫻『え? いつもトランプ持ってんの?』
二『まさか。 今日はちょっと仕事でやることになってたから』
そう言って、見せてくれたのは櫻井が選んだカードに2人でサインを書いて、
二宮のカードが櫻井のカードを探し出すというようなもの。
櫻『え? すげー! マジ凄いね
かっこいいわ~』
二『ふふっ。 じゃあ…次は…
どっちの手に入ってるか当てて』
そう言うと、500円玉を出して片手に握って差し出す。
櫻『え? これ簡単だよ? 絶対こっち!』
指差した手を開くと入ってなく、逆の手にも入っていない。
二『翔さん。 ポケット見て見て』
すると、ポケットの中から500円玉が出てくる。
驚いていると、その手を二宮が挟み込むように握った。
櫻『え… 何っ… え…』
二『誕生日おめでとう♪ これからも俺とずっと一緒にいてもらえますか』
その手には、キラリと光る指輪が握られていた。