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【イケメン戦国】sequels<R18>

第1章 真田幸村 両ルート恋度MAX特典「相変わらずの二人」


佐助「おはよう、幸村」


会議に出向く幸村の背中に、声が掛かる。


幸村「佐助、昨日は悪かったな。後始末全部押し付けて」


佐助「構わない。それよりなおさんが無事でよかった」


言葉を交わしながら、二人並んで広間へと向かう。


佐助「これで人さらいの騒ぎも解決すれば、城下も平和になるな」

幸村「もう尋問、始まってるのか?」

佐助「ああ。でも・・・さっき覗いてきたんだけど、5人とも白を切っているらしい」

幸村「・・・は?」

佐助「犯罪者とは言え、あの結束力は中々のものだ」

幸村「いや待て、・・・5人?」

佐助「え・・・」


しばし顔を見合わせ、そして二人同時に踵を返す。





--------------






「おじさん、こんにちは」


店主「これはなお様!」


微笑みながら、茶屋の店主に、


「栗団子ください」


そう伝えると、


店主「えっ・・・草餅じゃなくていいんですか?」


心配そうな表情を向けられる。


「あ、その節は、すみませんでした・・・」


なおが頭を下げる。


「今日は朝から幸村が会議で、お茶と一緒に差し入れしようと思って。それと、今日は私も栗団子にします」

店主「では、幸村様と仲直りされたのですね」


心底ほっとした表情で、


店主「まあ、喧嘩するほど仲が良いと言いますが・・・。やはり我々が見たいのは、仲睦まじく寄り添うお二人の姿ですから」


そう言いながら、店主は手際よく栗団子を包み、なおに手渡す。


店主「また幸村様といらしてくださいね」






店を後にすると、城への道を引き返す。


(幸村、喜ぶかな)


彼の嬉しそうな表情を思い浮かべると、自然となおも笑顔になり、足取りも軽くなった。



早く会いたいな・・・
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