第7章 あなたと紡ぐ音☆セシル
するとセシル先輩が私の手を握りしめた。
セシル「ワタシ、舞に音楽が好きになってほしい!」
きらきらとした目でみつめられる。
(ち、近い…//)
こんな状況に私の鼓動は早まっていく。
セシル「私が楽しさを教えてあげます!」
握っていた手を引かれ、ギュッと抱きしめられる。
舞「!?セ、セシル先輩!?」
視界にはセシル先輩の胸で一杯になる。
(!?どーゆーこと!?)
私の困惑を知ってか知らずかやや力が緩まる。
隙間が少し開き、顔を上げるとセシル先輩の満面の笑みが目に飛び込んできた。
……なんで私こんなドキドキしてるんだろ?