第5章 happy birthday☆トキヤ
夜遅く。
片づけも終えてさっきまでの騒ぎがうそのようにしんとしている。
私は音を立てないように静かに廊下を歩く。
トキヤ「…何をしているのですか?」
舞「うわぁぁ!!…!」
静かな廊下に私の声が響き渡る。
と同時にトキヤ先輩に口をふさがれる。
トキヤ「大声を出しては皆が起きてしまいますよ。」
舞「ごめんなさい!驚いて…!」
トキヤ「やっと2人きりに…」
トキヤ先輩がボソッと呟いたが私の耳には届かなかった。
舞「…?すみません。今なんて…?」
トキヤ「いえ、なんでもありません。あなたこそどうしてここに…?」
その質問に顔が熱を帯びた。
舞「…トキヤ先輩に会いに。//」