第5章 happy birthday☆トキヤ

一度振られたのに…わざわざ私に言わなくても…

……しかもこんな状態で。

舞「…誰。誰なんですかっ？」

このままじゃ辛すぎて思わず聞いてしまう。

トキヤ「…誰だと思いますか？」

悪戯っぼく聞いてくる。

舞「……わかりません。」

目からは涙がこぼれ落ちそうだった。

トキヤ「わかりませんか？」


辛いよ…

もうやめてよ………



そう思っていると、トキヤ先輩は私の耳元でこう囁いた。

トキヤ「…あなたですよ。……あなたのことが好きです。」


………！