第5章 happy birthday☆トキヤ
えっ?
(抱き締められてる…?)
なんで私、トキヤ先輩に抱き締められてるの!?
わからない。けどドキドキして思考が止まってしまう。
トキヤ「このまま聞いていただけますか?」
腕の力が強くなる。
舞「…はい。」
私は素直に頷いた。
トキヤ「『アイドルは恋愛禁止。』それは前に言いましたよね?」
舞「…………はい。」
それとこれとどういうことですか。
そう言いたいけど、言葉が出て来ない。
トキヤ「あんなことを言ってしまってので、言いにくいのですが…私も好きと気づいてしまったのです。」
なんで…。なんでそんな話、わたしに…?