第5章 happy birthday☆トキヤ
正直いうと、心の準備が出来ていない。
今会っても、話せる自身がなかった。
それに音也先輩にいいって返信しちゃったし…
(ちょっと言い訳。)
私は深呼吸してメールを打ち始めた。
『ごめんなさい。明日は先約があるんです(´;ω;`)後日でもいいですか?』
これでいいかな?
…変じゃないかな?
(大丈夫。…多分。)
そう言い聞かせて、送信ボタンを押した。
返信はすぐに来た。
『わかりました。ではまた後日。』
大丈夫だったみたい。
(良かった。)
私は安堵の息をこぼす。
誕生日にまでは心の準備済ませますね。
ちょっとだけ、待ってください。
心の中でそう付け足した。