第5章 happy birthday☆トキヤ
正直、仕事をこなしながらの準備は大変だった。
8月に入っても、あれ以来全員が集まれたことは無い。
…ヴヴッ。
私の鞄のスマホがメールを知らせる。
(誰だろ?)
『差出人:音也先輩
やっほー!明日ってオフかな?俺たち六人は休みなんだけど、誕生日会について話し合わない?ついでに買い物とかも!!』
私は素早く返信する。
『私も大丈夫です(^^*)何時からにしますか?』
(送信っと!)
時間は無くても先輩たちみんなが手伝ってくれると思うと嬉しかった。
…ヴヴッ。
スマホは再びメール受信を告げる。
(えっ!速いな!!)
そう思いながら見ると、
ディスプレイには……
『差出人:トキヤ先輩
明日お話ししたいことがあります。
時間を頂けますか?』
……どうしよう。