第4章 GAME☆レン
あの日から、9ヶ月が過ぎようとしている。
レン先輩とはあくまで先輩後輩の関係を保っている。
誘われても、必要以上に絡まない。
…そしてこの9ヶ月で思ったことがある。
私はレン先輩が嫌いだ。
いつも色々な女性に手を出す、
いわゆるプレイボーイ。
(しかしココ最近はあまり出してないように見えるが。)
ただでさえ男性が苦手なのに、許せるはずがない。
女性の敵だ!!
もちろんこのゲームは私が勝つ。
そうに決まってる。
どんなアプローチにも揺るがないんだからっ!!
私は、一方的な敵対心を燃やしていた。
そんな私の元に一本の電話。
レン「ねぇ。ちょっと会えないかい?…話があるんだ。」
その声はいつもより真剣な気がして…
私は会うことを決めた。