第3章 永久の向日葵☆音也
一度断っておいて、我が儘かもしれない。
でも伝えなきゃいけないって。
そう思ってしまった。
舞「…急に呼んだりして、すみません。」
鼓動がこれ異常ないくらい、高鳴っている。
音也先輩もこんな気持ちになったのかな?
そう考えると、なんだか気持ちが落ち着いた。
舞「一度断っておいて、言いづらいんですか…あの日から、音也先輩ばかり目で追ってしまうんです。…好きです。」
目を見開いて、驚く音也先輩。
でもそれも一瞬の出来事で、ぎゅっと抱きしめてくれる。
音也「…嬉しい。俺、君のことずっと大切にするから!!」
舞「ふ…ふつつか者ですが、よろしくお願いします!!!」
音也「ハハハ!なんだよーその返事!舞は面白いなぁ!」
その時の音也先輩の笑顔はキラキラと輝いていた。
私はその笑顔を忘れない。