第2章 どんなあなたも☆那月
舞「那月先輩!!」
那月「…!舞ちゃん?」
振り向く那月先輩。
でもいつものような笑顔はなかった。
那月「さっきはごめんね。…いや、だったよね。」
その顔を見て知った。
あぁ、私は傷つけてしまったんだ。
最愛の人を。
舞「謝るのは私の方です!…ごめんなさい。私が自分自身の気持ちをわからなくなっちゃって。…それで那月先輩を避けるみたいになっちゃって。ホントにごめんなさい。」
声が震える。
でも言わなきゃ。
舞「…でもやっとわかったんです。……好きです。那月先輩!」
自分で顔が赤くなるのがわかった。
恥ずかしくて、うつむく。
そんな私の視界を那月先輩の体が覆った。