第8章 大きな壁☆真斗
それから、この一ヶ月間のことを話してくれた。
真斗「一ヶ月前、お前はあの会場で倒れたのを覚えているか?あの後俺達や早乙女さんの耳にも入って…お前はこの病院に入院することになった。」
私は黙って耳を傾ける。
真斗の声が心地よかった。
真斗「…病院で体は至って正常だが、精神不安定であることを聞かされた。…俺達は誰1人として原因がわからなかった。…それから一週間くらい後、1人のお前が意識を取り戻した。」
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真斗「舞…早く起きてくれ…」
舞『チィッ!あいつ意識を手放しやがって!……ん?真斗じゃねぇか。』
真斗「…!?!?」
舞『いや、そんなに驚くなよ!………っ!何で動けねぇんだ!?』
真斗「あの…お前は本当に舞なのか…?」
舞『ああ。一応な。』
真斗「??」