第8章 大きな壁☆真斗
舞「?今までのことって?」
真斗「いや、前から思っていたのだが、お前は独り言が多いから…なにか悩んでいることでもあるのかと思っていたのだ。」
舞「あっ…!」
心配されていたことに、嬉しくなる。
真斗「でも今回、それについてわかった。お前のこと何も知らなかったんだ…」
舞「そんなこと言わないでください!!」
自分でも驚くぐらい大きな声だった。
舞「私はさっき、真斗に救われました!それは、真斗が私のことを知ってくれているからです!!」
真斗「だが、それは…」
舞「きっと他の私もあなたのことを信用しているから出てきたんです!…それだけあなたは私、私達にとって大切なんです!」
真斗「!!…ありがとう。」
またギュッと抱きしめてくれた。
その腕は優しく温かく私を包んでくれた。