第8章 大きな壁☆真斗
(あー、言っちまったよw)
(アナタ、大人しそうで強引ですよね。)
(そんなこと…ないもん。)
舞「えっ?ちょっと!意味わかんないんだけど!!」
事態を飲み込めず、困惑する。
(まあ、あとはこいつから聞けよ。そっちの方がお互いのためだろうし…)
真斗「…大丈夫か?」
怪訝そうな顔。
完全にそっちのけだった。
ううっ。申し訳ない…
舞「…ごめんなさい。…良かったこの1ヶ月のこと教えてもらえませんか?」
真斗「あ、ああ。構わないが…一つ聞いても良いか?」
舞「はい…?」
真斗「今も、その…他の自分とやらと話していたのか?」
舞「恥ずかしいですけど…その通りです。」
色々恥ずかしい。消えたい。
真斗「それでは今までのこともそうだったのだな…」