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うたプリ 秘密の初恋

第8章 大きな壁☆真斗



どれくらいの時間がだっただろう。


日は沈み、部屋は闇に包まれていた。

それでも動きたくない。

1人がしびれを切らしたように私にしか伝わらない声を出した。

(まあ、また次があるじゃん!それに向けてがんばろーぜ!!)


私は何も言えなかった。




頭にあるのは彼女の演技だけ。


ー圧倒的な敗北感。

それを感じたのは初めてだった。

落ちることはそりゃあるけど…
こんな気持ちになることはなかった。

悔しさとはまた別の…

初めての感情に戸惑っている。
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