第7章 あなたと紡ぐ音☆セシル
舞「!?」
腕を引っ張られて体勢を崩す。
そのままセシル先輩の胸にすっぽり収まってしまった。
舞「あっ!え!えっと…すみません!!」
慌ててセシル先輩から離れようと身じろぎする。
が、セシル先輩の腕から逃れられない。
…心臓がドキドキと音を立てている。
舞「あの…?セシル先輩?」
この状況、一体どういうことなんだろう?
顔を上げるとセシル先輩と目があった。
気恥ずかしさから目を背けた。
セシル「舞…!」
舞「は!はい!」
セシル「舞には好きな人がいますか?」
…………いきなりなに!?