第2章 火神大我【R18】
--数日後--
「火神君、最近よくうちに来ますよね……」
「あ? べっ、別にいいだろ?! チームワーク強化の為に、チームメイトの家で勉強すんだよ!!」
「別にいいですけど……」
火神君は嘘が下手です。
別に二人が付き合ってる事を知らない訳では無いですが……、まぁ、二人が言ってくるまでは知らないふりに付き合ってあげます。
「あ、そうだ。千穂が気になってるみたいなんですが……」
「な、なんだよ?」
「火神君はどうやって僕と千穂を見分けてるんですか?」
「あ? そんなん簡単だろ? 胸があるか無いかだよ」
「…………」
「なんでシカト!?」
「それ、青峰君も言ってました」
「は? あいつと一緒にすんな!!」
「…………」
「またシカト!??」
火神君、僕は兄として……まだまだあなたには妹は渡せません。
僕が認める立派な人間になって下さいね?
END.