第2章 火神大我【R18】
「似合ってんじゃん♪」
「い、一応……兄妹ですから……」
兄である黒子テツヤが、珍しく風邪をひいてしまった為、文化祭で逆メイドカフェを開く兄のクラスの影武者として私が参加することになった。
顔も背丈も瓜二つで、私が口を閉じている間は両親でも見分けがつかないほど似ているらしい。
私たちからすれば違うところだらけだと思うけど……他の人には違いがわからないみたい。
心も体も成長した今は、私の胸も態度も大きくなったので間違えられることはなくなった……
はずなのに、私はなぜ、兄の影武者にさせられているのだろうか……。