第9章 もどかしい距離は...
バタバタバタバタ
どこからか聞こえた足音に
私たちはハッとした
ラビはそのまま踵を返していなくなった
涙か出てるように
見えたのはきのせいよね?
バタバタバタバタ
足音がどんどん近付いてくる
それに比例するように
ユウは私を抱きしめた
ラビよりも安心して
安らぐぬくもりだった
私「ユ...」
神田「昨日、お前らキスしてただろ?」
私「えっ、なんでそれを知って...」
私は昨日のことを思い出した
私とラビがキスしたのは窓際だ
つまり校庭から見えるということ
神田「俺、正直焦った。
お前とラビがそういう関係なのかもって」
私「え?なんで...」
ねぇ、ユウ。
私、期待していいの?