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それが宿命〈さだめ〉なら【進撃の巨人】

第3章 ノエルという少女


【リヴァイ】

ルーカスとかいう男との別れ際。
そいつがおれのところに寄ってきた。

「あの子、本当はすごく明るい子だったんです。笑顔のたえないよく笑う子でした」

あいつが?

正直、意外だった。

苦笑いや愛想笑いならあるが、よく笑う明るい子、というのはいまいちイメージが湧かない。

なにがあいつを変えたのか。

その答えは簡単だった。

両親の死だろう。

目の前で両親が死んだんだ。

「だから、リヴァイ兵長」

ルーカスがおれを真っ直ぐに見てきた。


「ノエルをよろしくお願いします」
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