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それが宿命〈さだめ〉なら【進撃の巨人】

第3章 ノエルという少女


ルーカスは、わたしのおじにあたる人だ。
お母さんの弟で、お母さんとは大分歳が離れている。
確か、今は27歳くらいのはず。

『ルーカスはどうしてここに?』

「調査兵団が壁外調査から帰ってきたときに、お前の姿を見つけたからだよ。まさか、兵士になっているだなんて」

『調査兵団のリヴァイ兵士長がわたしを助けてくれたから、ここに入ると決めていたの。でも、お母さんとお父さんは·····』

「大丈夫。言わなくてもいいよ。辛かったな」

そう言ってルーカスがまたわたしを抱き締める。
先程のような強いものではなく、優しく包み込むように。

『それで、今日はどうしたの?なにか話があるのでしょう?』

ああ、そうだった、とルーカスがわたしをはなす。
そして、目を見てゆっくりと言った。

「ノエル、兵士を辞めておれと暮らさないか?」
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