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【鬼灯の冷徹】ダイアード災厄

第5章 花蟷螂 ※一応R指定


「喂!こちらうさぎ漢方極楽ま・・・お前かよ」


調子のよい弾んだ声のトーンが一気に下がる。


「じつはかくかくしがじかで、一時的に生者を匿って頂きたいのですが」

「哎?面倒な事押し付けてくるなぁ」

「こちらも貴方の所にこの案件を持っていくのは気が進まないんですがね。お礼はします。その生者がそちらにいる間、雑用程度なら請け負います。その生者が。」



電話の相手と仲が悪いのだろうか、しきりに舌打ちをし、電話にメンチを切る鬼灯様。


「じゃあ、桃タロー君の下にでも就かせて、その野郎を死ぬほどコキ使ってやるよ」

「お願いします。」


あれ?私が男だという前提のような感じで話が進んでいる。
労働が嫌なわけではないけれど、
電話の相手が男だと思い込んでいるのを否定しないのかな?

会ってしまえばその間違いに気が付くのに訂正しないあたりに引っかかりを感じた。
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