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ひみつのアソビ【IDOLiSH7】【アイナナ】【R18】

第6章 泣くくらいにキミが好き。【九条天】


天said


撮影に入ったはいいけど琴の表情がものすごく厳しい。でもボクは演技に集中しなくちゃ。たしか相手の落としたペンダントを拾って少し眺めて独り言を呟くシーンだったはず。




監「それじゃぁ九条くんいくよー」




「はい!」





舞台に立つと監督の合図でお芝居が始まる。ボクは予定道理に少し歩き落ちてるペンダントを拾い上げてセリフを言おうとしたとき、琴の声がして上を向けば何故かボクめがけて数本の鉄柱が落ちてきた。



『天!!危ない!』




「え?」




気づいた時にはもう遅かった。ガシャーンッ!と物凄い音と一緒に”九条くん(さん)!”と叫ぶ声を聞いた時にはボクは仰向けに倒れていて隣りにはボクを抱きしめて気を失った琴。見た所は出血もしてないしケガはしてない。そして琴とボクを避けるようにして鉄柱がコンクリートの地面に突き刺さっていた。




「……琴?ちょっと!琴!」




『……天?大丈夫だった?』




「ボクの涙腺が大丈夫じゃない。」




『ちょ!泣かないでよ〜』




取り敢えず2人とも無事だったの監督が撮影場所を検討し直すと言い、ドラマの放映も先延ばしになりその事件?を耳にした社長がTRIGGERに何かあっても困ると三日間の休暇が出された。琴においては九条さんに褒められるも、楽と龍にもボディーガードを付けろと騒ぎ立てた。


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