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ひみつのアソビ【IDOLiSH7】【アイナナ】【R18】

第6章 泣くくらいにキミが好き。【九条天】


琴side


『天、今日はドラマの収録とバラエティの収録。そのバラエティの収録で八乙女楽と龍さんと合流してその後はOFFだから帰宅』




「分かってるよ。琴、楽屋の変更とかは?」




『無いけど…問題があるとしたら今日の撮影は少し危ないシーンがあるから、心配』




「問題ないよ。今までもそういうのは有ったでしょ?そんなに泣きそうな顔されたらコッチが気になるからやめて」




天は問題無くても私にとっては大問題だ。今回の仕事は落下物はあるは少し大人めなドラマのため、当然の如くベッドシーンもある。




『え、私そんな顔してたの?』




「うん。今にも泣きそうなほど辛気臭い顔してた。そんなんで本当に大丈夫なわけ?」




『大丈夫だよ。そろそろ行かないと遅刻するから行こう?完璧主義の九条天が遅刻なんてみっともないことは避けないとだもんね』




「まったく大丈夫そうに見えないんだけど?無理してついてこなくても良いよ?」




『さあ?なんのこと?ほら、早くいくよ』




私は天の言葉をガン無視して家を出た。事務所に出勤して直ぐに撮影スタジオに移動して私と天は楽屋に入った。


-----in楽屋--------------


『……!!』




「どうしたの?何かあった?そんなに驚くことなんか何も無いでしょ」




『置き手紙があって…少し驚いただけだよ?』




「なんて書いてあったの?」




『別に大した内容じゃないかった。ただ、上には気を付けてね?』




「わかった」




手紙の内容は”九条天をその役から降ろせさもなくば……”と書かれていた。色々と支度をしてスタジオに天と入り監督にこのことを報告し、近くで観させて貰った。

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