第1章 かりそめの遊艶楼
胸がいっぱいです潤様
いいのでしょうか…私は罪を犯したのに…
「…潤様…」
「智」
移動した褥部屋がなんだか初夜のように見える…
布団にゆっくり寝かされて
着物が、襦袢が…脱がされていく
「潤様…なんか…恥ずかしい…」
「大丈夫、すっごく綺麗だよ」
嘘…
何人もの殿方を相手にしてきて、綺麗なはずない
けれど潤様に言われると
汚れのない身体…そう思えます
「潤様も…脱いでください」
私の言葉ににっこり微笑んで
次々とお召し物が外されていく
なんて、美しいお身体
1度肌を重ねているけどしっかり見たのはこれが初めて…
あの時は太夫としての務めを果たさねばと自身のことでいっぱいだった
「智、愛してる」
「私も…」
私の上に跨がった潤様と長い長い口付けを交わして
厚い唇が私の耳、肩、鎖骨と下がっていく
「…は、あ…あぁっ」
敏感な先を口に含まれると、身体がピクピクと跳ねた
「潤様…っん…ダメです…」
「…本当に?」
私の反応を見ながら執拗にそこばかり舐められて
勃ち上がったソコから早くも雫が垂れ始める
それに気付いた潤様がソコをパクリと咥えてしまった
「ん、あぁ!…潤さ…あぁっはぁ…」
いけません
それは私が潤様にシて差し上げるべき…ご奉仕
替わってシて差し上げなければ…
シて、差し上げたいのに
潤様の熱いお口が気持ち良くて
「あぁっ…潤様…はなっ、あぁっあ」
あっという間に潤様の口内へ熱を放ってしまった
なんてことをっ
そう飛び起きると潤様は私の見ている前で
口内のそれを飲み込んでしまわれた
「…あぁ…そんなもの…」
「智のだから、大丈夫」
満面の笑みを向けられてカァッと顔の熱が上がる
それに可愛いねと呟いた潤様が再度私を寝かせ、ローションを纏った指で蕾を入念に解しだした
「あ…もうっもう挿れて…潤…っ」
「はぁ…智それ…ヤバイ…」
潤様が余裕なく私の足を大きく広げる
早くとひくつく蕾に
形を変えたソコが挿入されていくと
伝わる熱さに身を捩った
「…っん、あ、ぁあ…」
「ん…はぁ智」
熱いソコが奥を何度も貫いて
いいところを何度も掠めて
その度、私は何度も快感に狂って…
「…あ、も、だめぇ…じゅっあ」
幸せ過ぎて
また、涙が溢れた