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びゅーてぃふる ❦ ふれぐらんす【気象系BL】

第6章 ブラコンですが、何か?


❦雅紀Side❦



夕飯を食べ終えて風呂に入ろうとしたら
しょーくんに呼び止められた


『風呂出たら俺の部屋で待ってて?
大事な話があるから』


大事な話ってなんだろう
なんだかソワソワしちゃって落ち着かない
まさか彼女が出来た…?
『こんな関係もうやめよう』
なんて言わないよね…?

思考はどんどんネガティブになって行く
座って待つことも出来ずに
しょーくんの部屋の中をただひたすら動き回っていた


「うおっ! 何してんの、雅紀!」


一人の世界に入っちゃってて
しょーくんが階段を登ってくる音にも気付かなくて


「わっ…! しょーくん!」


ちょうどドアの前にいたもんだから
急に勢い良く開いて驚いた


「なんでそんなとこに立ってんだ?」

「や、なんか落ち着かなくて…」

「取り敢えず座ろっか」

「うん、」


しょーくんがカーペットの上にドカッと座る
僕は少し距離を置いて、その斜め横に座った


「大事な話って…?」

「あぁ、その事なんだけどさ」


しょーくんは体ごとこちらに向き直して
真剣な眼差しで僕を見つめた

…怖い。怖いよ。
一体何を言おうとしてるの?
幸せだった時間は
もう、終わりなの…?
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