• テキストサイズ

びゅーてぃふる ❦ ふれぐらんす【気象系BL】

第5章 俺様天使!


「果実たくさん獲ってきたよー!」


マサキのドデカイ声と共に、小屋のドアが勢い良くバーンと開いた


「「!!!」」

「…」


固まる雄三人、暫し無言…


「…お邪魔だった?
ま、僕のことは気にしなくていいよっ!」


どう見ても邪魔だろ!
ってか、気にするだろ、普通!!


「これはもらい事故みたいなもんです」

「もらい事故だと?!」

「ほらほら、喧嘩はしないって約束でしょ?
いっぱいあるから良かったらほら、食べて、食べて!
余ったらお土産にしてね?」


目の前に差し出された真っ赤な果実をポイッと口に入れる。
…あ。甘酸っぱい。


「ワタシ、高価なものは苦手なんですがこれは安物なのか美味しいですね」

「一言余計だよっ!」

「 J 、どうですか?」

「ん。美味い」

「良かったぁ♪
あ、外の洗濯物乾いてたよ?取り込んでくるね!」


マサキはスキップしながらまた外へと出て行った


「 J 」

「なんだよ…」

「さっきはすみませんでした、もらい事故なんて言って」

「悪かったなんて思っちゃいねぇーだろ!」

「思ってますよ。
だから、お詫びの印に、」


ニノは果実を口に咥え
そしてそのまま、


「んっ…」


俺に口移した。
/ 537ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp