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びゅーてぃふる ❦ ふれぐらんす【気象系BL】

第5章 俺様天使!


❦ J Side❦



ここが精霊界の入り口か?
ナチュラルカラーの木製のドアを開けると一面の花畑
俺はそこに足を一歩踏み入れた


「へぇ…こんなんなってんだ」


綺麗だな。素直にそう思った
因みに俺のいる天界の入り口は白いドアで
ドアを開けると108つの階段がある
その階段を登りきると天雲の上に建つ天使の館が現れるってわけだ
階段の下は横幅数メートル程の川になっていて
人間が死んだ時はその川を渡ってくる
所謂、三途の川の事だな
三途の川で溺れた者はそのまま下に引きずられて…怖い怖い


俺は花畑の中をグングン進む
正面に見えてるのは、森

森の中に入ると
鳥のさえずり
そよ風
やわらかな陽射し
キラキラ光ってるのは…泉か?


「マイナスイオン、パネェ!!」


俺のテンションはMAXだ
穏やかな気分で泉の畔を歩いていると
突然後ろから誰かに翼をグンと引っ張られた


「痛ぇ! 何しやがんだ!!」


振り返るとそこには
赤い眼をした黒い奴が居て


「誰だ、てめぇ!」

「ワタシの衛星小型カメラ、返せっっ!」


ちっこいクセに息巻いてる


「あ"?」

「か、返していただけますでしょうか…」


…カメラ?
っつーことは、


「オメェか、俺のストーカーは!」
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