第4章 溺れる夜は…Monday
夢中で翔さんのソレを舐め上げた
ジュブジュブと厭らしい音をわざと立てて
「智っ…智くん、もういいよ」
「あ…」
肩をグッと押されて
口の中が急に空っぽになった
「なん、で…、」
「手首、そのままじゃ痛いでしょ? 赤くなってる」
手枷に吊るされたままの両手
言われてみれば、金属が食い込んでヒリヒリと痛い
「外してあげる」
カチャカチャと手枷を外し
足枷も外すと
身体を寄せてくるから
自由になった両腕で翔さんに抱きついた
「痛いのなんて平気なのに…」
「ダメだよ
これ以上は痕が残っちゃう
浮気してる事、彼氏にバレちゃうよ?」
「ふふっ…それは困るなぁ」
「おいで」
椅子から脚を降ろし
横抱きに俺を抱えると
そのままベッドに向かい
そこに寝かせた
「バレたら困るんだ?」
「それは翔さんも同じでしょ?
こんなことが奥さんや世間にバレたら…」
翔さんの左手の薬指に光る指輪を指先で撫でた
「ふふっ…そうだね」
「ねぇ… 続き…シよ…?」
「あぁ…」
身体をクルンとひっくり返されると
腰だけを高く掲げられ
もう充分に解れたソコに翔さんの熱いモノが充てがわれた
「強請ってよ、智くん…」
「ちょうだい、翔さん…
翔さんので…俺を壊して…」
「いくらでも壊してやるよ…!」
何度も何度も腰を打ち付けられ
悲鳴のような喘ぎ声を上げて
絶頂を迎えたその直後に
俺は意識を飛ばしてしまった