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びゅーてぃふる ❦ ふれぐらんす【気象系BL】

第4章 溺れる夜は…Monday


『直に触って』

そう言おうとした時
密着していたはずの翔さんの身体と手が俺から離れて急に寂しくなった


「翔さん…?」

「スる?」


振り返り様
微笑いながらネクタイを緩める姿に思わず息を呑んだ


「シたい…」

「シャワー浴びておいで」


シュルリとネクタイを解くと、それをテーブルに置いて
俺を引き寄せておでこにチュッとキスをした









身体を洗ってシャワーから出ると
部屋のインターホンが鳴る音が聞こえた
翔さん、ルームサービス頼んだのかな?

タオルで体を拭き、籠の中を覗くと
あれ…バスローブが無い


「ねぇ、翔さん。 バスローブ…」


声をかけると同時に現れた翔さんから
黒い革製のベルトに金属の付いたものが差し出された


「コレ、着てね?」

「何?」


その質問には答えてもらえず
翔さんは薄く笑ってベッドルームへと戻ってしまった

強引に押し付けられたソレを広げてみると
ジャラ、と金属音がして


「エッロ…」


所謂、SM用ボンテージのメンズ用コスチュームだ
隠したい所が逆に強調される様なデザインになってる

これから迎える快楽を思えば
一度は落ち着いたはずの俺の中心がムクムクと反応を始めた


「どう? 着れた?」

「うん…」

「じゃあ、一旦バスタオル巻いて出てきて?」


俺は女の子のように胸からタオルを巻いて
翔さんの待つベッドルームへと向かった
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