第4章 溺れる夜は…Monday
「…っはぁっ…」
「ちょうだい…? ねぇ、いいでしょ…?」
「あぁ… 上手にお強請り出来たね
約束通りあげるよ」
バスローブをハラリと床に落とすと
肩を押して俺をベッドに沈めた
「ほら、脚抱えて? 良く見せてごらん?」
「嫌ぁっ…」
嫌と言いながらも
自ら膝裏に腕を引っ掛け、上半身に引き付ける
こうすると俺の秘孔は翔さんから丸見えだ
「そんな格好して厭らしい子だね、智くんは…
ココはヒクヒクしてるしそっちは蜜が溢れてるよ?」
「ぁぁっ… 言わないでぇ…」
鈴口に中指を落とすと
溢れ出た蜜を一掬いして
ヒクつくそこへ擦り付けた
「んぁっ…」
ビクン、と身体が揺れる
「淫乱だね…」
そう言って翔さんはニヤリと笑った
「こんなに可愛くて淫乱な姿見せられるの
俺にだけだもんね?
彼氏には秘密なんでしょ?」
彼氏…
『さーとしっ!』
太陽のような笑顔で
俺の名前を呼ぶ、雅紀の姿が脳裏を掠めた
「あ、今、彼氏に罪悪感抱いちゃった?」
「そんな事っ…」
罪悪感なんて抱いてない
だって俺は、
「あるわけないか
智くんは淫乱だもんね?」
「そんな淫乱が好きな癖に…
翔さんも根っからの変態だよね
ねぇ…早くちょうだいよ…?」
雅紀と初めて肌を重ねたあの日
気付いてしまったんだ
カエルの子はカエルなんだって
俺はやっぱりあのヒトの子供なんだって
だってこんなにも
セックスに溺れてる