第4章 溺れる夜は…Monday
「……くん…? 智くん、」
「あ…」
大きな手が
俺の頬を撫でて
ソープの香りが鼻を掠めた
「もうシャワー浴びて来たの? 早いね」
「結構ゆっくりだった筈だけど?
智くんこそ心ここに在らずって感じだったけど
何か考え事でもしてた?」
「ん…ちょっと昔の事色々思い出してた」
「ふーん…
余韻に浸ってくれてたのかと思ったら違ったんだ
さっきのじゃ足らなかった?」
「ふふっ。 そんなこと…ある、かな?」
「君って子はホントに…」
「ねぇ、もう一回…」
真っ白なバスローブの上から
そこを指でなぞった
「上手にお強請り出来たら…ね?」
「くれるの…?」
「何度でもあげるよ」
「んふ…スケべだね」
「智くんには負けるよ
シャワー、浴びてきたら?」
「いい。
どうせまた汚れるでしょ?」
俺は裸のまま半身を起こして
彼のバスローブの紐を解いた
「もう勃っちゃったの?」
「智くんのせいだよ
ほら、早くお強請りして?」
「ちょうだい…」
「何が欲しい?」
「もうっ…意地悪…」
「ちゃんと言えたらご褒美ね」
「翔さんの…コレ
この大っきいのが欲しいの…」
娼婦のような上目遣いで彼を見上げ
わざと赤い舌を出して
見せつけるように中心を舐め上げた