第4章 溺れる夜は…Monday
真新しいボトルのパッケージを破くと
それを掌に垂らして掬い取る雅紀の指が
トロリとした液体に絡められて、なんか卑猥…
『痛かったら言って…?』
『ん…』
『…挿れるよ?』
人差し指がプツリとナカに入ってきて
『…っく…!』
初めての感覚
決して気持ちのいいモンじゃない
だけど
クチュ、という厭らしい水音に酷く興奮した
『智っ、大丈夫…?』
『だいじょ…からっ、…っっ 呼んでっ…?』
『名前…?』
『お願っ…』
『智』
『ぁ…っ』
『智… 好きだよ、智…』
耳元で名前を囁かれる度に
身体からチカラが抜けて
雅紀の指が奥へと入っていくのが嬉しかった
時間をかけて解された俺の後ろは
気が付けば雅紀の指を三本飲み込んでいて
『智っ… いい…?』
『…いいよ 挿れて…?』
コンドームを装着した雅紀のモノが
ソコに充てがわれた
ゆっくりとナカに入ってくる
『…っっ!』
『…っぁぁあ!』
指とは比べ物にならない程の質量に苦しさが増す
苦しいのに
痛くてツライのに
雅紀を煽るように “もっと” とせがむ自分がいた