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びゅーてぃふる ❦ ふれぐらんす【気象系BL】

第3章 飴玉本舗✡摩訶不思議堂


驚いて松本さんの方を見ると
真っ直ぐにスクリーンを見つめてる

綺麗な横顔だな…
俺は松本さんの横顔を見つめたまま
触れ合った小指をほんの少しだけ絡めた


スクリーンに映し出された映像の明るさだけの空間の中
二人の視線がぶつかる
松本さんの驚いた顔
なんか、可愛い…


“What I'm saying , us 'm a man with each other ?
(何言ってるんだ、俺たちは男同士だよ?)”

“Such a thing does not matter !
(そんな事は関係ない!)”

“We were destined to meet servants . No more isolated ...
(僕たちは出会うべき運命だったんだ。もう離さない…)”


絡めた指にギュッと力を込めた
何故だがそうしなきゃいけない気がして…


「あのっ…」

「あぁ…すみません、」


そっと指を離そうとした


「待って…!」

「え…?」

「離さないで…
このまま続き、見ましょう…?」


エンドロールが流れるその時まで
俺達は指切りげんまんのように小指を繋いだまま






「結構長かったですね」

「3時間くらいかなぁ、この映画」


すべてを見終わった頃にはもう夕方で


「お腹空きましたよね?
夕飯どうしますか?
あっ、店、行きます?」

「でも俺、持ち合わせ無いし…」

「そんなの気にしないでください!
行きましょう、相葉さん!」


松本さんに早く、早くと急かされて
俺達はまた車に乗り込んで
松本さんの伯父さんが経営するレストランへと向かった






「おお、潤。いらっしゃい
珍しいね、お友達かい?」

「あぁ…うん、」


松本さん、『潤』って言うんだ…


「相葉さん、何にします?
ビーフシチュー、オススメですよ!」

「じゃあ…それにしようかな」


松本さんはビーフシチューのディナーセットを2つオーダーすると
満足そうにニコニコと微笑んだ
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