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恋模様~黒バス・・・i7、うた☆プリ【短編集】

第6章 [黒子のバスケ]出会いは突然*★青峰大輝★








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「なぁ」


「ん~何?」


学校が休みで部活がオフの日

もんもんとした想いを抱えて数週間
しびれを切らしたオレは、を家に呼んだ


何度か家に来た事はあったけど、その時は大抵さつきが居たし
こうして2人きりっつーのは初めてで

オレはベッドの上で横になって月バスを読むふりをしながら
そわそわしていた


「いや、やっぱ何でもねぇ…」


あーちくしょう、なんだってオレがこんな思いしなきゃなんねーんだ?

こんなに余裕ねぇってのに、のんびり雑誌なんか読みやがって


「あっ、ねぇ見て見て!これって海常の黄瀬涼太くんだよね?!うわぁ~超絶イケメン♪」


「でたよ…。どいつもこいつも黄瀬、黄瀬、黄瀬!!そんなちゃらんぽらんのコピー野郎のどこがイケメンなんだよ」


あー胸くそ悪ぃ。


「おっと青峰くん、男のヤキモチは醜いぞ~?」


「うるせぇ!そもそも黄瀬なんかよりオレの方がバスケ上手いっつーの、それだけで充分だろ」


「充分って何が?」


「お前がオレを選ぶ理由だよ」


やべ…柄にもねぇ事言ったか今


「そうだね」


くそ、後ろ姿しか見えねぇから今コイツがどんな顔してるか分かんねぇ


『こっち向けよ』そう言ってオレは無理矢理の唇を奪った



「…っ?!」


目をギュッと瞑ったが可愛くて
そのままベッドへと連れ込む


「あ、青峰くん…今自分が何してるか分かってる?」


まんざらでもねぇ顔して冷静な事言ってんじゃねぇよ…


「オレだってそんなアホじゃねぇよ…もう一回させろ」


「駄目…。その前に言う事あるでしょ?」


「ったく女ってのはめんどくせぇ生き物だな、言えばいいんだろ?」



退屈で何の刺激も無かった日々が変わっていく

もしまた何かあったとしても
コイツと一緒ならなんとかなる様な気がする






「その…なんだ?オレはが好きだ。だからこれからもずっとオレの側にいろ」



そう言うと、は嬉しそうに泣きながら答えた


「やっとだ、もちろん私で良ければ青峰くんの側に居させて?」




「お前が飽きても離してやんねぇからな」




オレは精一杯の笑顔を作った





END

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