第7章 あの時
カルマのその言葉に里奈は足を止めた
「カルマくんだけは違ったね‥ごめんね‥クラス皆っていったらカルマくんも入っちゃうのに」
「皆が里奈の事どう思ってたか知らないけど‥俺は面白そうだなって思った」
「え?」
「いつか里奈と勝負したいって思ってた。でももう里奈と勝負して負けたけど‥」
「あの時カルマくん勝てたよね?降参したけど‥」
「中途半端な気持ちでやってたわけじゃない。里奈の気持ちが俺の心に届いただけ」
カルマは頬を赤くしながら言った
そして里奈はある事を思った
「そういえば‥なんで一緒に帰ってるの?」
「クラスの皆にはもうバレてるよ?両想いって事がね?」
カルマは里奈の耳元で言った