第7章 あの時
「三年間同じクラスだよね俺達」
「そうだね!」
「最初里奈みたときムードメーカーになるんじゃないかなって思ってたよ」
「ムードメーカーなんて私はなれないよ」
里奈は笑いながら言った
「あとさ里奈は体育はできるなって思ったけど‥まさか勉強出来ないとはね‥」
「勉強は嫌いだしね。体育は好きだから私」
「体育だけは出来るよねー!勉強まったくできないのにさ」
「な‥!まったくってわけじゃないし!少しくらいできるし!」
「ごめんごめん!でもなんで皆里奈を避け始めたんだろうね‥」
「運動神経がずば抜けてたからでしょ?」
するとカルマは里奈をじーっと見た
「何?」
「クラスの皆は里奈を避けたかもしれないけど‥俺そんな事しなかったでしょ?」