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翼をもがれた竜【気象系BL小説】

第7章 レクイエム


「翔…」
「なんですか…?組長」
「最近アイツら、何してるんだ?」

長部屋の窓に凭れながら、遠くを見ている。

「アイツらって…?」
「二宮とか…相葉とか…あと、松本も」
「ああ…まあ、俺の頼みごとです」
「頼みごと?」
「ふふ…まあお楽しみってことですよ」
「ふうん…?」

くるりと俺の方に向くと、がばっと飛びついてきた。

「翔…ね?」
「ん…なんですか…組長…」

そっと背中に腕を回して、細い体を抱きしめる。
見た目は細いが、抱きしめると筋肉質なことがわかる。

「好きだよ…翔…」
「俺も…好きですよ…組長…」

ああ…押し倒してしまいたい。
めちゃくちゃに中に挿れてやりたい。

「むふ…」
「…どうしたの…?」
「今、えっちなこと考えてたろ?」
「そりゃ、ね…こんなかわいいことされたら…」
「いいよ…」
「え?」
「今日はもう予定ないから…ね?」

ぎゅっと抱きつくと、この人特有の甘くいい匂いがする。

「じゃあ…家に帰りましょう…」
「うん…帰ろう…俺達の家に…」

俺のジャケットに顔をこすりつけると、組長はとびっきり可愛い顔で笑った。

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