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The result of revenge [ディアラバ]

第4章 Feelings~感情~




「いただきます!」
お腹が空く感覚...食事を目の前にした時に感じていたけれど、料理を一口食べると、それは感じた事の無い満足感だった。

これが人間の感覚──

「美味しい...」
食事が進む

「ユウラは食事のマナーを知っているのですね」
私の様子を見ていたのか、レイジさんが話しかける

「え?!」
突然何を言い出すかと思ったらそんな事...
「はい、一応...前に躾られましたから」

「悪くないですね」
一言返した後はまたしばらく黙ったままだった


ふと昔の事を思い出していた

────────


────


「あぁ!アンタなにしてんのさ」
私がふとテーブルに肘をついていた所を見逃さずに注意するシン君
「少しは兄さんを見習ったらどうなの?」

そう言われハッとカルラさんの方を見る...
背筋を伸ばし、とても真似出来ないほどに静かに食事をしている

「ご、ごめん...」
私はそれしか言えなかった。
一瞬カルラさんと目が合ったけど、私のした事が恥ずかしくなり、目をそらす

「それはそうじゃないよ!」
横から、細かい事にまで指導してくるシン君の様子が、どこかおかしかったのだろう、カルラさんはフッと少し笑う

「ほら、兄さんに、笑われたじゃないか」
シン君はさっきからカルラさんの話ばっかりしている。すると...

「ユウラ...
もっとこちらへ来て一緒に食べないか?」

「え!??」
カルラさんに突然言われた一言に私は思わず大きな声が出た

「さぁ...」

うぅ...緊張する...
小さな頃はよく一緒に遊んでいたけれど、カルラさんとは、お互いが成長していくにつれ、段々と距離が出来ていた

「ユウラ!無視してないでさっさと行きなよ!
まったく...」
呆れ顔で急かしてくるシン君は、どこか不満気だった

「う、うん。今行きます!」
自分に用意されていた食事を、カルラさんの隣に置き、座った
緊張で背筋が伸びる。けど、せっかく近くに居るのだから、何か話しないと...

「ねぇ、カルラさん!これ食べないなら私が食べてもいいですか?」
焦って出た言葉かそれだった...
その次の瞬間──

「ユウラ...オマエは私の好物も忘れたのか?」
カルラさんの手が止まった

「はっ!!...あ...えと...」
焦りと動揺で、おどおどしてしまう

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