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The result of revenge [ディアラバ]

第14章 New relationship~新しい関係~




それから私はレイジさんに言われるがまま自分の部屋に戻り、ワンピースを脱ぎ、いつもの服へと着替えた。

「せっかく貰ったのに、次はいつ着られるんだろ…。勝手に着たら絶対怒りそうだし…」

ため息混じりに手に持っているワンピースを眺めながら

「とりあえず、大切に閉まっておかなきゃね!」

と言って、丁寧にクローゼットの中へとしまい込んだ。


久しぶりの自室のベッドに腰掛ける

………

レイジさんは部屋に戻ったみたい。他の皆は……んー。シュウさんとスバル君は部屋で寝てる。三つ子の三人は遊戯室で遊んでいるっぽいな…


咄嗟に感じられた皆の動向───


「あれ…?今、何で?」

自分でも驚いた。身体で自然に感じられるその感覚は、以前よりも研ぎ澄まされている

魔界の月蝕に触れたせいか…
それとも、レイジさんと共に一夜を過ごしたから?

また新しい自分に気が付くと、以前は戸惑い立ち止まっていた筈なのに、今はとても新鮮で嬉しく思った。

「うーん…面白いかも。」

しばらくその感覚に身を委ねながら、少し懐かしい匂いのする枕に顔を埋めていた



まぶたを閉じ、思い出すレイジさんと過ごした夜。


これまでに、色んな事があった。
それでも、そばに居たいと本気で思って、受け入れて欲しくて、どんどん欲張りになって…

でも…それでも、全てを知った上で結ばれた夜。

もし、まだここへ来たばかりの私に何か伝えられるとしたら、何て言えばいいのかな?


……違う。そうじゃないよね、これから先の事だけを考えていけばいい



「よーし、そろそろ行きますか」

余韻に浸るのはまだまだじゃないか
そう思ったら、居てもたってもいられずに、起き上がり、部屋のドアノブを握った。

「えーっと、まずはスバル君の部屋…だね」

躊躇いもなく進む足
堂々としてなきゃ、それから…

スバル君に伝えたい事を頭の中で整理しながら歩いていると、あっという間に彼の部屋の前へと辿り着いていた

軽くノックをしてみる

…………。


まぁ、そうだよね。これ位で起きるはず無いか…

「じゃぁちょっと失礼して…」

そうボソッと言いながら、ドアを開けた

相変わらず散らかった部屋
目の前にあるのはスバル君の棺桶

「スバル君?…おーい、ユウラだよ?魔界から帰って来たよ、起きて話しよ?」




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