The result of revenge [ディアラバ]
第2章 the meaning to exist~存在意義~
───ドカッっ!!
「ちっ...さっきからうるせぇ!!!何ゴタゴタやってんだよ!」
突然物音と怒鳴り声が聞こえた
「?!」
ビックリして身体がびくつく
「あれあれ?スバル君いたの?ぜーんぜん存在感ないから、てっきり大好きな棺桶にでも引きこもってるのかと思ったよ~」
確かに私も全然気が付かなかった
「っざけんな!!!ライトてめぇいつもそうやって馬鹿にすんじゃねぇ!!!」
「おっと、スバル。そうやって毎回物にやつ当たるのは、もう辞めて下さい。毎回修理する身にもなって頂けませんかね?まったく...」
「だったら毎回修理でもしとけばいいだろ!!」
なんて自己中心的なんだろう
さっきからそんな会話ばかり
みんなそれぞれ何かイライラしている。ヴァンパイアってそうゆうものなのかな──
それにしても、彼の髪...
キレイな銀色。
「やれやれ。スバルには何を言っても無駄な様ですね...」
呆れた表情で言う
いつもこうやって彼等をまとめているのかな...
「まぁ、スバルはお子ちゃまだからな!」
「アヤト!!スバルを煽るのは辞めなさい!!」
彼の大きな声に一瞬静まり返る
────
「........うるさい」
この声、どこから?
辺りをキョロキョロ見渡す
?!?!
気怠い声の持ち主はイヤホンを耳に付け、床に寝ていた。リビングのドアの前で、
『邪魔。』と、通りすがりに言い放った彼だ。
それにしても床に寝るなんて...
「なぁ、レイジ。さっさとしてくれ、俺はもう眠い──」
そう言うと、彼は大きなあくびをし目を瞑る
「シュウ...穀潰しのくせに、私に命令するなんて非常に不愉快ですね...ですが、わかりました。それでは貴女が今どうしてここにいるのか、お教えしましょうか」
「それから、貴方達兄弟も、もう一度話をちゃんと聞くように!」
兄弟?!...
彼等は兄弟?...