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The result of revenge [ディアラバ]

第11章 Lunar Eclipse~月蝕~epilogue




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『レイジさんを愛してしまいました』

やっと言えた...
私の胸の奥から湧き上がるこの想い。
ここまでちゃんと言える様になるまで、長かったのか、短かったのか、それは問題じゃなくて...
今目の前にいる彼、レイジさんに私の口からハッキリと告げる事が出来た。

後悔はない。

きっとレイジさんなら、私の苦しみや葛藤を理解してくれるだろう...そんな淡い気持ちを抱いたまま、立ち尽くした。

すると、レイジさんは私の告白に答えるかのように話し出した

『...やっとですね。貴女の口からその言葉を聞く日が来るのを、私がどれだけ待っていたか...ユウラ、貴女には分かりますか?』

────?!

レイジさん...
そんな風に想ってくれていたの?
思いがけない言葉に、私は唖然としてしまい。その場で固まってしまう。
それって、レイジさんも私と同じ気持ちだって思っても良いのかな...

「では、私からも貴女に大切な話をして差し上げましょうか。...ほら、もう座りなさい」

「はい...。」

胸の中がザワつく
いったいどんな話なんだろう。

「さて、どこから話しましょうか...。ではまず、私が貴女の全てを知った上でも、貴女に対して、何かが変わる事は無かった。と、だけ前置きしておきましょうか」

「それって...私が始祖だった事も分かった上で話すって事ですよね...?」

「今そう申し上げた筈ですが。」

「...すみません、ずっと不安だったので」

「まぁそうでしょうね...だからと言って、私の話を遮らないで頂けますか?」

「はい。何も言わないので、話を聞かせて下さい。」

私がそう言うと、レイジさんは私と出会った時の事から、どんな風に思っていたのか、いつ何が彼の中で変化したのか...事細かく話してくれた。
それは、私にとってとても嬉しい事ばかりで、決して表に出さない部分まで知ってしまった様な錯覚に陥った...

私が普通の人間ではない事も、憎しみを抱えていた...いや、今もまだ少し残っている嫌悪感も、全て受け止めてくれると、そう言ってくれた。

「私からは以上です。なので私は貴女が...ユウラの全てが欲しいのです。この先の何もかも全て、私に捧げると誓いなさい...」


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