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【おそ松さんR18】君の瞳にうつる色

第7章 お泊まり




カラ松「、明日うちに泊まりに来ないか?」


カラ松くんがそんなことを言い出したのは、木曜日の放課後。一緒に家に帰っている最中だった。


「泊まりに……?」

カラ松「ああ。あさっては土曜で学校が休みだし……それに、父さんと母さんに、のことちゃんと紹介したいんだ……」


そう言って、カラ松くんは、照れくさそうにわたしから目をそらした。


「紹介、って……小父さんと小母さんには何度もご挨拶してるじゃない」

カラ松「そうじゃなくて……その……が俺の彼女になってからは、一度も会ってないだろ? ちゃんと、俺の彼女って紹介したいんだ」

「えっ……!」


……カラ松くん、ちゃんとそんなことまで考えてくれてたんだ。

どうしよう、嬉しい……


しかし。

不意に、自分がおそ松くんや一松くん、トド松くんと身体の関係を結んでしまったことを思い出し、気持ちがふっと沈んだ。

わたしは、カラ松くんにそこまでしてもらえる価値のある女なんだろうか。


カラ松「……だめ、かな?」

「ダメじゃないよ……むしろ、嬉しい」


そう答えるしかなかった。


カラ松「っ……そうか! よかった!」


嬉しそうに笑うカラ松くんを見て、ますます罪悪感がこみあげてくる。


もし、ここで、彼に全部話してしまったらどうなるんだろう。

でも、そんなことをすれば、わたしとカラ松くんは今までどおりにはいかなくなる。

それに、カラ松くんだって兄弟と上手くいかなくなる……


わたしは、いつも仲良しでわいわいしている6つ子が大好きだ。

それを、わたしのせいで壊したくはない。


「うん、楽しみにしてるね」


わたしは、無理矢理な笑顔を顔に貼り付けた。



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