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【おそ松さんR18】君の瞳にうつる色

第4章 嫌がらせ




Side 一松


業間休み。

は、一人で教室を出て行った。

おそらく、トイレか何かだろう。


さっき、俺が昼休みが終わって教室に戻ってきたとき、はあわてて何かを机の中に隠していた。

そして、そのあとに、俺に教科書を見せてほしいと言ってきた。


が教科書を忘れてきたことは、1年生のころからただの一度もない。そこらへんだけは、しっかりしてる奴だから。

だから、おかしいなと思った。


左手でパンを食べながら、右手をの机の中に突っ込む。

そして、一番上にあった本のような物体を引っ張り出した。


見ると、それは、忘れてきたと言っていたはずの教科書だった。


一松「……そういうこと」


教科書の表紙に書きなぐられた赤い文字を見下ろして、つぶやく。


誰がやったんだろう。

こんなこと。


は、大人しいから、きっと誰にもこのことを言わないだろう。

これをやった人間に、自分から仕返ししたりもしないだろう。

だったら――




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