• テキストサイズ

【おそ松さんR18】君の瞳にうつる色

第3章 脅し




「おそ松くん…! 一松くん…!」

おそ松「ちゃん、こんなとこで何してんの?」

一松「しかも、制服はだけてるし…」


ただならぬ様子の2人に、思わず後ずさる。

しかし、その直後。

おそ松くんの手が、わたしの腕をがっちりと掴みあげた。


「……ッ!!」

おそ松「変だと思ったんだよねえ。カラ松が、こんな昼間から布団敷いて昼寝してるなんて。しかも、制服のまんまで」


おそ松くんの声色は、どこか怒っているようで、でも楽しそうで……とにかく、いつものおそ松くんのものではなかった。


な、なに……?

怖いよ……


一松「……とりあえずさ、そこから出てきなよ」


と、一松くんが、ガムをくちゃくちゃと噛みながら言う。


「ま、待って。ちゃんと服を着るから……」


ここまで見られてしまったら、きっともう隠しようがないだろう。

服を着て、ここから出て、正直に2人に話そう。

カラ松くんとそういうことをしていたって。その途中で2人が帰ってきたから、とっさに押入れに隠れたって。


しかし、その瞬間、わたしの腕をつかんでいたおそ松くんの手に、力がこめられた。

そして、このまま、わたしは、押し入れの中から引きずり出された。


「ちょっ、痛いッ…!」


あまりにも強い力だったため、腕の関節が悲鳴をあげた。

けれども、そんなことお構いなしに、おそ松くんは、わたしを、床に敷かれた布団の上に突き飛ばした。



/ 90ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp