第6章 文化祭
(みんな置いてくなんて…、ってよく思い出したら声かけられたのに無視して、ダンスを見るのに夢中になってた私が悪いのか…)
と考えていると背が高く前髪を結んでいてYシャツを肩にかけ、結んだ男子が話しかけてきた。
「ねぇ!君一人なの?ダンスどうだった?」
とニコニコした顔で聞かれて
「あっ!ダンス素敵でした!何回も見たくなるような出来でしたよ!」
と返すと
「そんなに褒められると照れるな…あ、俺二年の連城 卓也(れんじょう たくや)!君は?」
と自己紹介されたので私は席を立ち
「私は一年の吉坂 青音です!」
と言うと
先輩はジーっと見てきて
「うん!君気に入った!良かったら一緒に文化祭回らない?」
私は茜ちゃん達の事を思いだしていたら、腕を掴まれ
「ね!お化け屋敷行こうよ!」
と引っ張られて行った。
私は少し強引?な先輩が気になり始めた。