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幼馴染みは裏切り者?【R18】

第2章 裏切り者の始まり



「駄目だよ、渡して…、ね?」


うわぁっ、どうしよ、めちゃくちゃな空気になっちゃった…


私は余裕がないこと考えていたら、チョロ松くんが急にばっと私の方に身を寄越したかと思うと、


力ずくで私の手の中のカッターを奪い取った。




「!?」




チョロ松くんの手に、カッターは刺さってしまい、チョロ松くんのアカが目の中に映る。



「ど、どうしよう…。」



私がやったんだよね…これ…。



「いったっ…」



私は急いでチョロ松くんの手からカッターを抜いた



「チョロ松く…ごめんなさいっ」



私の心臓はバクバクと鳴り止まなかった。

浅はかな考えが…。


チョロ松くんを…



「これでもう、自傷やめてくれる?」



チョロ松くんは平気って顔で笑ってくれた。


私は勿論、と力強く頷いた。

本当は自傷、してないけど。

今はどうでもよかった。


チョロ松くんに対しての罪悪感しか残っていなかったから。
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